菅野さんは福島県の地域事務局長でもある。菅野さんは現在、農商工連携の取り組みの真っ只中にある。
その活動現場の実際をお聞きした。
「最近の活動は、特用林産物(山菜)を原料とした商品開発と山林を活用したグリーンツーリズムの活動に力を入れています。山菜を原料とした商品開発については、市内全域に新聞折込で料理レシピを募集し、地域の伝統料理・創作料理を集めました。山林に乾燥機を設置し、乾燥山菜の試験生産を行う予定です。
また、二〇ヘクタールの山林を『響きの森』と名付け、旬の時期に山菜採りやきのこ狩りを楽しんでもらっています。
”響きの森”のオーナー自ら、初心者でもわかりやすいガイドを務めています。夏休みには子供たちに木工体験や昆虫採集を通じて、自然と親しむ機会を提供します。この森には、イベント広場も用意し、小学生の自然観察やよさこいグループによるイベントなどが開催されています。今年二月には、『和食の巨匠』野崎洋光氏を迎え、イベントを行いました。」
「まだまだこれから」としながらも、地域に密着しながらの活動は着実に成果をあげている様子が伺えた。林野庁の補助事業でもあり、今後の発展が期待される。
協会も今後、全国観光特産検定「観光特産士マイスター」などの取組みを強化し、地域特産品の販路コーディネート活動を図って行く予定。
福島・販路コーディネータ1級の菅野 さん
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