社団法人日本販路コーディネータ協会が認定する販路コーディネータ資格は、商品企画、製品開発、販売チャネル戦略構築で活躍する、マーケティングコンサルタント資格です。

JMC(一社)日本販路コーディネータ協会
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実践に裏付けられたマネジメントマーケティング・プログラム」の提供

(一社)日本販路コーディネータ協会

 『販路コーディネータ、マネジメントマーケティングコーディネーター』は、「市場の視点から社会に変革をもたらす実践的かつ実務的なビジネスリーダーとなる専門家」を輩出することを目指している。
  この目標を達成するため、(一社)日本販路コーディネータ協会ではマネジメントマーケティング・プログラム(MMP®)を、最上位の研修として位置づけている。
 MMP®は既存の教育方法や考え方にとらわれることなく作り上げた。従来の「ケーススタデイ」や「ケースメソッド」ではなく、「実践に裏付けられたマネジメントマーケティング・プログラム」の提供による事業化支援を重視したものとして構築している。

 ケーススタディとは事例研究とも呼ばれ、事例を素材に分析し、原理、原則を発見する研究手法である。 一方、ケースメソッドとは事例分析にとどまらず、ケースのビジネス上の課題に対して各自が戦略を立てた後にディスカッションを行うことで意思決定に必要な「思考プロセスを体得」させていく学習方法である。問題解決策を自由に発言し、その解決策の決定はしないところにその特徴がある。米国のMBAなどの「研究型学習」手法に取り入れられている。

 しかし、協会のMMP®は研究としてではなく、実践に裏付けられたプログラムを提供するものである。「問題解決」と「問題思考能力のプロセス」を学ぶだけでなく、「問題抽出」と「問題解決の決定」、及び「実践方法の策定」を重んじている。

マネジメントマーケティングとは
 経営計画における手順は企業の置かれた状況により、必ずしも同様ではないが、企業環境を背景として考えれば、経営計画は、市場調査→商品計画→販売計画→生産計画→設備計画→資金計画→利益計画→組織計画→人員計画→教育計画の手順で行なわれる。  
 経営計画は市場調査に始まり、販売計画までのマーケティングの計画が全ての諸計画に先行して行われるということである。 
 マネジメントマーケティングとは「経営計画においてマーケティングが常に先行して行われなければならない」と定義するものである。

事業化支援 マネジメントマーケティング会議(MMC)
  MMCにおいて重要なことはニーズ、シーズの評価を行うというスタンスではなく、「どのようにすれば事業化できるのか」という基本スタンスを持つものである。実際の想定需要者を対象とした調査、分析を行うことで事業化の方向性を探る。現在は主としてビジネスプラン、製品プラン、ターゲット候補選定、市場調査設定、販売戦略、販売促進戦略等をメーカー経営者、専門家によりその課題解決の検討と計画と実施の落とし込みを図ることを重点に置いたコミュニケーションによる施策が図られている。
 
マネジメントマーケティング・プログラム(MMP®)
@商品、販売、販促、技術 の重視
 「商品、販売、販促、技術」の基礎知識の上に立ち、「人材育成」を軸に体系化した経営戦略、ビジネスプラン、研究開発、販路開拓、商品開発等の事業化支援におけるコーディネータ、アドバイザー、上級セールスレップのビジネスリーダーを育成する実践としての場が「MMP®」である。

A実践そのものであること  
 MMCを研修プログラム化したものが「MMP®」であり、従来あるケースメソッドとは異なり、今現在、問題解決を図らなければならない課題を解決することが、MMP®の本質である。

B研修の場においても具体的な効用を追求する  
 MMP®を行う場合は、参加者がその能力を高めるということが目的であるが、企業側においては、具体的な効用、明日から実務に活かせる内容を求めているということをきちんと認識せねばならない。
 協会では、実際の企業研修等に活用する場合でも「思考のプロセスを学ぶ」「研究する」ということだけでは解決しない問題を明らかにしなければ研修の意味はないと考えている。課題からその解決策を選択し、決定することこそが「戦略」であるといわれているゆえんである。

専門家育成:販路コーディネータ、マネジメントマーケティングコーディネーターのライセンス取得
 協会の資格試験をパスすると与えられるライセンス。わが国では2003年に経済産業省普及検討委員会創設と同時年に、協会がこの研修制度(中小企業総合団採択事業)をスタートさせたことがその始まりである。
 さらに学校教育における教育プログラム」を開発し、より実践的な販路コーディネータ、マネジメントマーケティングコーディネーターの育成拡大が図られている。
 販路コーディネータ、マネジメントアドバイザー育成プログラムの目的は経営をサポートする「ビジネスプロフェッショナル」や「コンサルタント」、「経営者そのもの」を育成することにある。

 JMCではその意義・位置付けや目標とする人材像を明確化している(注1)。また、そうした人材像を達成するために必要な取得知識・スキル等を整理、分析することにより、大学、専門学校から社会人、企業人、経営者等に適応した教育プログラム開発を行ったものである。

販路コーディネータ、マネジメントマーケティングコーディネーターの視点
 販路コーディネータ、マネジメントマーケティングコーディネーターとしての幅広い知識やスキルを培っていくためには、社会における実践での豊富な経験も必要となってくるため、直ぐにプロフェッショナルを目標とするよりは、段階的にビジネスパーソン、セールスパーソンとしてのスキルと知識を獲得するケースが現在では一般的になっている。 
 もともと、マネジメント・マーケティングの精通した知識を持つ専門家を育成するために始まった育成プログラムであるが、社会から求められる人材像が多様化し、また販路コーディネータ、マネジメントマーケティングコーディネーターが増加する中で、その「人材像」もいろいな特徴がでてきてはいるが、共通認識として持たねばならないことは以下である。 

 今後はより高度な人材が輩出されよう。現在でも販路コーディネータ、マネジメントマーケティングコーディネーターには、プロデューサー的な視点が求められている。 

@プロデューサーとして事前の仕込み、プランニング作業が重要。確かな予測(読み)と知識に基づいたコンサルタント技能が必要である。 

A販路コーディネータ、マネジメントマーケティングコーディネーターは一見華やかなコンサルタントとして、脚光を浴びているが、今後も地道な努力の積み重ねによるコーディネータ的視点がより求められる。
 
B優秀な販路コーディネータ、マネジメントマーケティングコーディネーターは常に「地域から、中小企業から、新しい息吹きを発信する」という信念を持つこと。この信念が活動の原動力となるだろう。

C現場では高いモチベーションとコーディネータ、アドバイザーとしての能力をフルに発揮し、企業(内)をリードしていくことが必要である
 



 

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