社団法人日本販路コーディネータ協会が認定する販路コーディネータ資格は、商品企画、製品開発、販売チャネル戦略構築で活躍する、マーケティングコンサルタント資格です。
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二〇〇九年鳥取県、二〇〇九年、二〇一〇年の二年間、岐阜県主催の「岐阜県・公的販路開拓支援事業」が行われている。 岐阜県、鳥取県に派遣された販路コーディネータのひとりである野々村 まきさんは、女性の目を生かし、インテリアコーディネータとしての経験とスキルを活かし、地方に埋もれているインテリア商材の販路開拓に取組んでいる。 「地方で"売れない"と悩むメーカーの社長さんとお話しすると、確かに商品には光る部分があるものの、インテリア業界の流通における基本的なルールをご存じないケースによく出会います。流通ルートも仕切りもご存じなくては、営業に行っても相手にされません。 そもそもどこに営業すべきか理解されていないことも多くあります。 そこで短絡的に"自社ホームページを作りネット直販すれば何とかなるのでは"と甘い判断をして失敗しているケースにもよく出会います。 ネット通販で売れるためのテクニックを身につけていればいいのですが・・・。 まさに"いろは"からお教えしなければならない状態ですが、この業界は"いろは"を抑えておかなければ、前に進むことができません。 受注生産から取組むケースが多いので、大量の不良在庫の消化に悩むケースが少ないのが救いですね。基本ルールとマーケットのトレンドを押さえて、事業計画を再設計すれば、デザインや加工技術の強みで花開く可能性があります。」 また、もうひとつ特徴的な事例として、古い業界ルールにしばられすぎてしまった岐阜県の陶器メーカーのお話もお聞きした。 「大手メーカー関連会社製造部門として、様々な有名ブランドの陶器製造を手がけられていました。将来を見据えて自社ブランドの育成に取組み始めたとき、作って問屋さんに卸した後のことを全く知らないことに気付かれたのです。これではコンパス無しで航海していると同じです。 今は、顧客の理解や売り場の理解を無しにブランド構築できることなど無いと思います。そこでこのメーカー様では、既存流通に十分配慮することを前提としながらセールスレップを導入することを提案しました。 なにより販売見込先からの情報フィードバックで、売り場や顧客を理解することが重要でした。またこの業界の古い商習慣が会社の隅々まで染み渡っていて、今では悪しき慣行となってしまったことを改めるため、意識改革を進めることも必要でした。 可能性の芽を摘み取ってしまっているのです。まだまだやるべきことがありますね。」。 これからも女性の視点で見る販路ローディネータ活動には期待がかかっている。定期的に行われる「レディースセミナー・交流会」でもレディース原敦子事務局長と共に、野々村さんの活動が紹介される。 東京・販路コーディネータ1級の野々村まきさん 販路コーディネータ 全国一斉試験 受付中 ■販路コーディネータ3級認定資格試験
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